2018年

2018年1月 第166回さわやかネット句会 作品 特選句短評  

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第166回さわやかネット句会  (2018年1月)                  参加者:11名

 
 

■ 作 品

しぐるるや猫背連なる停留所       舞岡柏葉      最高得点
真新し足袋三代のお練りかな       名瀬庵雲水
ゆく年や友の残せし句が一つ       飯塚武岳
初春や子供の頬の柔らかさ        浅木純生
新海苔や老舗問屋の老夫婦        千草雨音
お焚上げ幣の煙や常に無き        ただの凡庸
長き柄の鋭く伸びて冬北斗         境木権太
山積みの洗濯横に日なたぼこ       小正日向
友訃報また一人へる賀状書き       翁山歩存
山神(さんじん)や雲海溶かす初日の出  志摩光月
初雪や指を温めし手酌酒          石  敬

   

第166回インターネット句会特選句短評  
 

行く年や友の残せし句が一つ(飯塚武岳)
(ただの凡庸)友とは梵天さんのことでしょうか。ご冥福を祈ります。

真新らし足袋三代のお練りかな(名瀬庵雲水)
(千草雨音)1981年に続き親子3代同時襲名は歌舞伎界でもまれな慶事とか。

饒舌な医師打つワクチン寒の入り (舞岡柏葉)
(小正日向) 診察室での医師とのやりとりが聞こえてくるようで、楽しい句だと思いました。
(浅木純生)おしゃべり好きのお医者さん、威張っている医者よりはいいかな。  冬の日の光景が見えます。

しぐるるや猫背連なる停留所  ( 舞岡柏葉)
(名瀬庵雲水)冬の通り雨。バスを待つ停留所には長い列。高齢者が多いことと、寒さで皆を丸めている状況。自分でも猫背気味であり を「 はっ 」 とさせられました。
(境木権太)過疎のバスの停留所でしょうか。時雨降る寒さの中で、おばあさん達が猫背になってなかなか来ないバスを待っている。 「猫背連なる」が効いています。
(飯塚武岳)寒いしぐれの中でバスを待つ長い列。皆、無言で背を丸めてじっと耐えている様子がうまく表現されている。
(志摩光月)「客観描写」を感じました。

新海苔や老舗問屋の老夫婦 (千草雨音)
(翁山歩存)“新”と“老”の組み合わせがいいと思いました。

白き肌引き立て香る柚子湯かな(千草雨音)
(石 敬)コメント:五感を刺激し色香を感じさせる艶のある句ですね。